建設発生土の基礎知識
残土処理
建設発生物と建設副産物の違い
建設廃棄物と建設副産物の違い | 「建設副産物」は、「建設廃棄物」を内包する概念で、建設発生土や金属くずといった、そのまま原材料となる再生資源も含みます。 建設廃棄物とは、建設現場で発生する「一般廃棄物」と「産業廃棄物」の両者を含む廃棄物であり、廃棄物処理法第2条1項に規定する廃棄物に該当するものをいいます。 |
建設廃棄物 | 建設廃棄物は、適切に処理しなければ環境に悪影響を及ぼす可能性があるため、法律に基づいて適正に処理する必要があります。 建設廃棄物の分類
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建設副産物 | 建設副産物とは、建設廃棄物のほか、再利用できる可能性を持つ「工事現場外に搬出される建設発生土」「コンクリート塊」「アスファルト・コンクリート塊」「建設発生木材」「建設汚泥」「紙くず」「金属くず」「ガラスくず・コンクリートくず」を含みます。 |
粒度特性(粒度分布)
地盤材料の粒径区分とその呼び名
土粒子には、粗なもの(粗粒分)と微細なもの(細粒分)があり、大小粒子の混合の割合を「土の粒度」といいます。
土の種類は、粒径別の名称によって区分され、粒径0.005mm以下の粒子を「粘土」、粒径 0.074 ~ 0.005 mmの粒子を「シルト」、粒径 2 ~ 0.074 mmの粒子を「砂」、粒径2 mm以上の粒子を「レキ」と呼んでいます。
現実の土は、粘土分・シルト分・砂分・レキ分などがいろりろな割合で混じっています。この混じり具合は、土の粒度試験を行い粒径加積曲線や三角分類座標を用いて、土の分類を行うことができます。
また粒度によって、土の良し悪しを表現することもあり、含まれる土粒子の粒径範囲が広い土は、“粒度が良い”といいます。これは大きな粒子がつくる間隙にさらに小さな粒子が入り、密で安定な構造をつくりやすいからです。逆に土粒子の粒径範囲が狭い土は、“粒度が悪い”といわれ、密実につまりにくく不安定な状態にあります。これを定量的に評価するために、均等係数という量が定義されています。
また粒度によって、土の良し悪しを表現することもあり、含まれる土粒子の粒径範囲が広い土は、“粒度が良い”といいます。これは大きな粒子がつくる間隙にさらに小さな粒子が入り、密で安定な構造をつくりやすいからです。逆に土粒子の粒径範囲が狭い土は、“粒度が悪い”といわれ、密実につまりにくく不安定な状態にあります。これを定量的に評価するために、均等係数という量が定義されています。